彼の胸に頭を預けたまま、大きく胸を上下させて、あえぐような呼吸を繰り返す。
彼の手が、私の身体に絡まるように残されていた服を取り去っていくのにも、抵抗する力さえ残っていなかった。
身体の向きを変えられて、私は彼に促されるまま幹にしがみついた。
「は……んっ……」
背後からルークの指が、胸を掴みあげる。
「あっ、ん……」
痛みを感じるほどに強く掴まれて、呼吸を飲み込んだ。
「どこにも逃がさない。君が必要だから」
「ルー、ク……っ、あぅ……」
指先で挟み込むように、胸の頂をねじり上げられる。
足の付け根から滴った滴が、太ももを流れ落ちていくのが自分でも分かった。
「……っ、あ」
もう片方の彼の手が、するりと脇腹を滑り降りる。
そのまま、何も身につけていない私の秘所へと滑りこんだ。
「あ、っく」
ぴちゃ、と湿った水音が響く。
「っ、いや……」
耐えきれない羞恥に、大きく頭を振る。
ルークの指は私の内部を擦るようにかき混ぜていく。
「あっ、もう……だめっ」
全身から力が抜けて、その場にしゃがみ込みそうになる。
私は必死で幹にしがみつくことで、なんとか体勢を保っていた。
「ふっ、あっ……」
内部に差し込まれた指が二本に増える。
彼の指が内部をかき混ぜるたび、ぴちゃぴちゃと辺りに大きすぎる水音が響いていた。
「だめっ、はずか、しいっ……」
「いい音だ」
「なにいってっ、っあ、……っ、ああっ」
私の言葉に、彼の指はさらに動きを激しくする。
二本の指がそれぞれ内部をめちゃくちゃにかき混ぜていた。
「だ、めっ……っ、はあっ」
ふいに指を引き抜かれて、目を開いた。
「はあっ、はあっ」
肩で大きく息をする。
「っ!」
背後からあてがわれる硬い感触に目を見張った。
「……っ、く」
一息に貫かれて息を呑む。
腰を強く押さえつけられて、彼自身がえぐるように内部を貫く。
「っあっ!」
「……っく、美咲っ」
「……っ、あっ、いやっ」
何度も何度も強く腰を打ち付けられ、私はその度に首筋を仰け反らせて、短い悲鳴をあげた。
全身を大きく揺らされて、強く貫かれる。
「はあっ、いやっ、あっ……くっ」